明けない夜やまない雨

不登校、ひきこもり、HSP、障害者…生きづらさを感じる30代が書くブログ

ひきこもりが通信制大学に通った場合のメリット・デメリット

私は高校と大学が通信制です。

通信制の高校を選んだのは、中学を卒業してから1年間休んだものの学校に行ける気がしなかったため選びました。

しかし結局ここも行けず…。

高校は週1登校だったので、大学のように夏か冬のみのスクーリングならば通えたのかなと考えてみましたが、やっぱり無理だったと思います。

まだまだ不登校から抜け出していなかったんです。

高校は1回目の試験受けたところで行かなくなり、辞める手続きも踏まずそのままで籍がなくなっています。



大学は大検を取ってから6年後ぐらいに入学しました。

なので私大卒になるまでまさかの最終学歴中卒!笑、えない…。

大検(今は高認)を取っていれば問題はない、高卒と同等で大丈夫とハローワークの人にも言われましたが世間はそうは見ません。

だから大学に行くことを決めました。大卒しか応募できないものも多かったというのもあります。

学生時代は成績はよかったけれど、学生の勉強から離れて大分経つ今、受験勉強はとてもハードルが高い。
もし行く場合にもしても予備校からになる。それは年齢的にも金銭面的にもキツイ。
それに、自分よりも若い子達と一緒に学生生活とか怖すぎる(若い子苦手)

ということで通信制を選びました。

ただ、通信制と決めて説明会には行っていましたが、学校に行けるかどうかの不安や1人で勉強するこのとにも不安がありなかなか踏ん切りがつかずこれだけの間があきました。

もう少し早く行けばよかったと後悔はありますが、あの時の私だからこそ行けて4年で卒業出来たんだと思います。

何をするにも「時」があると思うんです。

私は人よりその「時」が遅いからと感じています。
成長が遅いんですよね。かと思えば一部分だけ成長しすぎてる。

通信制大学の選び方① 卒業が目的でも興味のある学科を選ぶ

通信制と言えど毎日通うタイプの通信制もあります。こうなるともう通学と変わりませんが(笑)

私も最初はこれを考えました。

1人で管理してレポートを出すという事に不安を感じていたからです。

しかし通うことにも不安があり、最終的には通いやすくて自分の入りたい学科があるところを選びました。


通信制だと通学のように学科があまり多くなく、選択肢が限られます。

法学部や経済学部などが多く、1番の目標は卒業資格なのだからこっちでも…と思いましたが最終的には心理学科を選びました。

心理学科も開講してる学校が結構多いです。

心理学が好きというわけではありませんが、心理学なら面白そうと思いましたし、この時点では臨床心理士の資格取得も視野にありました。

結果正解だったと思っています。


ただてさえ全て自己管理で進むという大変さがあるのに、そこでその内容が興味のないものとなると苦痛でしかありません。
続かない可能性大です。やる気なくなります。

心理学だからこそ、続いたんだと思っています。これが経済とかだったらもう絶対無理でした…。

通信制の選び方② 家からの距離

通信制ならばどこからでもOKとよく見かけます。
たしかにどこからでも入学はできますが、スクーリングや試験となると話は別です。

放送大学のようにサテライトを多く持っているなら、開催場所も多いでしょうが、九州在住の知り合いがスクーリングが北海道と言っていました。こういうこともあるそうです。

それに私が行ったところでは、試験開催回数は確かに多めでしたが本校舎でしか開催しない時もあります。

なので、電車で通える距離ぐらいの範囲までの方がいいと思います。遠すぎると費用もバカになりません。

私の場合家から約1時間かかりましたが、隣の駅で乗り換えてそこから1本、しかも始発だったので座れないことはなく、大事な睡眠時間と化していました(笑)

通信制の選び方③ 試験の回数と提出レポートの文字数

これは入学する前全く考えていなかったことです。

通信で一番メジャーというと放送大学ですが、ここは年に試験が2回しかありません。

確か慶応は年に4回です。

試験までにレポートを合格し、その試験対策もしなければならない。これかなりきついです。

なので出来る限り年に行われる試験が多いところをお勧めします。


レポートの文字数は、確か慶応は4000字か5000字です。

自己学習のみでこの文字数はかなり負担です。

しかし卒業資格は二の次で、勉強をじっくりしたい、レポートもしっかり書きたいというタイプの方にはお勧めです。

私は少なめの文字数設定が多かったので、文字数オーバーすることが多く削るのが大変でしたが、レポートを何も考えずに書いて4000時オーバーしたことはないのでかなり勉強しないと書くのは難しいと思います。(文字数とか考えないでまず書いてみるというのが私の書き方です)

確かに慶応となると通信制てあっても評価されると思いますが、卒業を目標にしていて卒業出来なかったら本末転倒なので知名度もよりも卒業しやすい大学をお勧めします。

しかしここで頑張って卒業したら通信制であっても評価されるというメリットはついてきます。

大卒でも通信制は入学試験がないためバカにされることが多いです。

ひきこもりにとっての通信制大学のメリット

やはりこれは通う回数が少ないという点です。

ひきこもりというと外に出ないというイメージが強いですが、ひきこもりの定義は「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」です。

しかし状態は人によって差があり、全く部屋から出てこないタイプの人もいます。

通信制の大学を検討している方は、少しずつだが抜け出している人達、もしくはすでに抜け出した人達だと思います。

私自身通信制の大学に通っていた時は、フルではありませんが働いていたので定義には当てはまりません。

しかし私は体力がなく、通うことはかなりの負担になります。また、コミュニケーションも苦手です。

通信ならば、夏か冬と試験の時のみ行くだけでいいですし、スクーリングの時も必要な時以外は話す必要はありません。

フレンドリーな人達やスクーリングの中で友達ができた人達はお昼は一緒に食べたり、休み時間はおしゃべりを楽しんでいましたが、毎回5、6人は1人で過ごしている人が居ました。

私もその中の1人です。


しかしひきこもりの人たち全員に通信が向くとは言えません。

もう一つ通信制に通うに当たって必要なのは自己管理です。

ひきこもりにとって通信制大学のデメリット

ひきこもってるとどうしても感情が落ちこみやすい傾向にあります。

やる気が下がりすぎゼロを通り越してマイナスの時も多々あります。

しかし試験の締め切りもレポートの締め切りも待ってはくれません。

こういう状態が数日で治まればいいですが、籠ってるとそう簡単には上がらないことも多いです。

これがひきこもりにとっての通信制のデメリットです。


そんな状態で、どうやってレポートを書き上げるか。どうやって試験対策をするかという点がポイントです。

つまり、自己管理ができるかということ。

しかし自己管理ができていればひきこもりの特徴である昼夜逆転にはならないと思います。

この点が自己管理が難しいという点がひきこもりにとってはデメリットだと思います。

それに自己管理はひきこもりでなくても、難しいことです。


しかしひきこもりが断続的に続いている私ですが、最短の4年で卒業しています。

ポイントとしては、やりたくないなと思ってもレポートを書いてみる。試験勉強をする。
そしたら書けることが結構あります。
どうしても書けない、試験勉強してても集中できない時はすっぱりやめます。

でも年間の予定は立てて、その中でずれこまないように調整しながらです。これを崩すと後々大変になります。

あとこれは自己管理のことではありませんが、4年で卒業するという意思は強く持っていた方がいいです。

長くなれば長くなるほど卒業は難しくなります。

それは試験の情報が古くなるからです。

もちろんモチベーションの維持も難しくなります。

リアルの接点がない通信学生ですが、試験の情報サイトというものがあります。いわゆる情報交換サイトです。

恐らく私が行った大学だけってことはないと思うので、そういうサイトはあると思います。


えー!?真面目に勉強して試験受けるんじゃないの!?と思う方もいるでしょう。

しかし試験対策をするときある程度ヤマを張ったりしますし、大学受験だって過去問があります。それに仲良くなった場合友達同士で試験情報を交換することもあります。

その入手先がインターネットからというだけです。

それにあくまで過去問がわかるだけで、その問題が絶対に出るとは限りませんしその勉強をするのは自分です。

折角情報を入手するできる方法があるのだから、有効活用しない手はないと私は思います。


ここで過去問情報を仕入れて、自分も受けてきた試験内容を書き込みます。

しかし長くなると試験内容が変わることもありますし、先生が変わる場合もあります。

先生が変わった場合は最悪です。
今までの傾向が全くわからなくなるので。

そのゲットした情報を活かして試験に合格するためにも、その年に取れる単位は全部とると考えていた方がいいです。

それに運営していた管理人さんが卒業して、管理人さんが変わったけれどマメに更新する人ではなかったという場合もあります。



いろいろ書いてますが、やはりどうしても勉強したくない時もありましたしレポートの締め切りや試験申込を4年次に忘れたことがあって「えっこれ大丈夫!?卒業やばくない!?」となったこともあります(笑)

1年次のときは気合い入れすぎて入学2ヶ月で息切れしてしまったり(笑)

自分のペースややり方を見つけるのも大事です。これがわかるとかなり楽になります。

あくまで私が行った通信制大学でのこと、そしてそこから感じたことですので、違う場合もあると思います。

しかし少しでも参考になると幸いです。


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