明けない夜やまない雨

不登校、ひきこもり、HSP、障害者…生きづらさを感じる30代が書くブログ

心療内科・精神科の選び方

病院選びって難しいと思うんですが、その中で心療内科・精神科は特に難しいじゃないかなと思います。

  

私は今の病院が3つめで、前の病院は約1年通いましたが最初に行ったところは1回でいくのをやめました。

今通ってるところは次が2回目の診察で続けられそうな感じです。

 

あくまで私の経験によるものですが、心療内科・精神科選びの参考に少しでもなれば幸いです。

 

 

2つ目の病院に1年通えた理由

ひきこもりに関しての本を出している先生が診察をしてる病院でした。

その本の内容がまさに私の状態といったもので、受診したいと思ったからです。

最初の方は先生と話すことが楽しいと感じていましたが、途中から近況を聞かれるだけの診察が続きこれで何か変わるの?と感じ始めました。

行うと言っていた心理検査も行う気配がない。

それに先生自身気分にムラがある先生でそれを感じてしまう私は怖くて発言できないこともありました。

それでも1年通えたのはあの本を書いた先生だからと思っていたからです。

 

しかしこのまま近況を話すだけでは何も変わらないと思い病院を変えることを決めました。

それにあの臭い待合室で待つことに限界もきていました。

私だけが感じているのならば私の過敏さから感じている臭いで、大多数の人は感じてない些細な臭いと言えました。しかし添ってくれていた母も感じており母もこの臭いは我慢できないほどのものであり、私の過敏さによるものではありませんでした。

 

また、距離的に通うのがきつくなったというのもあります。

  

いろいろな理由が重なり、転院を決めましたが最初の長く通った心療内科・精神科がここでよかったと思っています。

転院して気づいたのですが、先生は私の話す事を一度も否定したことがありませんでした。

これは自己肯定感が低すぎる私にとってとてもありがたいことでした。

それに病名はついてますが先生はひきこもりを病気と思っていないため、私を病人として扱わなかったという点もよかったなと思っています。

 

 

転院の際の私的重要ポイント①近いこと

心療内科・精神科となると通院するようになるのが殆どだと思うので、やはり近さは重要だと思います。

車なら多少遠くても気にならないかもしれませんが電車だと特に。

 

私はHSPで音と臭いに敏感なので、電車に長時間乗ると疲労が増すので出来れば近場で通いたい。

 

前の病院は遠い!というわけではありませんが、近くは無い距離で電車だけではなくバスも使わないといけないという点もマイナスでした。

その結果行くことが嫌と感じるようになってきまして…。

そしてこのバスがまた混むんです…これも結構きつかった。

 

今回選んだのは隣の駅(電車乗車3分!)で、そこから病院シャトルバスが出てるところです。

今回もバス利用になりますが、一般のバスではなくシャトルバスなので負担も減るかなと。

ただ、病院のバスは変な臭いがすることがあるのでその点が不安だったのですがそれもクリア。

 

前は病院から帰宅後は何もできないほど疲れていましたが、ここに変えてから寄り道する元気はあります。

 

ただ最初の病院は近場でしたが、先生の私にとってのNGワードにより私の心のシャッターが閉じてしまったので、先生との相性 や自分が先生に対してどう感じるかよりも重視することではないかもしれません。

しかし通えなくなると元も子もないので難しい点かなと思います。

 

転院の際の私的重要ポイント②精神保健福祉士がいること

将来的に障害年金の申請をしたいと考えているので相談できる場所と人がいるところに行きたいと考えてました。

ここは相談室というのがあります。

前のところにも精神保健福祉士は居たんですが、相談室というのはなく、医師からもそういう方面へのアドバイスは全くなく…折角人を置いているのに受け入れ態勢がないところでした。

その点も転院を考える原因になりました。

それか精神保健福祉士さんはデイケアのみだったのかもしれません。

 

今後通院できるかどうか

これに関しては通ってみないとわからないとしか言えません。

とりあえず初診の時先生に対して拒否反応はありませんでした。

嫌な空気を纏ってる感じもないですし。

私の場合感覚で判断するところがあって、話もせず空気を感じてあ、この人嫌だと感じることがあります。

こうなってしまうともう心のシャッターは完全に閉まります。

 

不登校時代に行ったカウンセラーの空気が嫌でカウンセリング受けなかったこともあります。

 

今のところズバズバ言う点は苦手ですが、今のところこちらの希望をちゃんと聞いてくれてますし、治そうというスタンスから話してくれていること、そして私を知ろうといろんな検査をしてくれていることから続けられるかなと感じています。

 

前の病院は治そうという感じはゼロでカウンセリング要素が強い診察で、それが病院を変わった理由になっているので変わってよかったと思っています。

 

ただ、この定期的に先生に近況を話すという事が、面接において自分の考えを話す際に焦らずゆっくり纏められることに繋がっていました。

こういうこともあるんだなと驚いてます。だから何も変わらないことはないし無駄なことはないんだと思います。それが目に見えるまでは時間がかかるのではないかと。

 

自分が何を求めるか

いろいろ書きましたが、医師に何を求めるかと言う点も選択の基準になると思います。

薬を出してくれればいいのか、話を長めに聞いて欲しいのか、医師からのアドバイスが欲しいのか…などいろいろあると思います。

 

前に就労移行支援のイベントに参加した際通院してる方のお話を聞いたのですが、

1人の方は薬を出してくれればOKと言う方がいました。

反対にもう1人の方は、あまり会話をしない担当医師でそれが嫌だったと仰ってました。ただ、カウンセリングを受けるようにしてからはよくなったので病院は変わっていないという方もいました。

 

カウンセリング

カウンセリングを活用するのも手です。

しかしカウンセリングは保険適用外なので1時間5000円ぐらいの費用がかかります。

不登校時代に通っていたことがありますが、意見を挟まず話をじっくりしっかり聞いてほしい、聞いてもらえると楽になると思わない限り行かなくていいかなぁ…と思います。あくまで個人的な意見です。

この時の私は聞いてもらうということでとても楽になっていたので、この時の私にとっては必要だったと思ってます。

 

しかし今はそこまでの価値があるのか?と思います。

カウンセリングは傾聴が基本なのでアドバイスなどはあまり貰えないことが多いです。(例外も居ますし、こちらが聞いたら答えてくれる臨床心理士もいます)

 

人に話すことで自分のことを理解出来たり、考えをまとめられたりしますが、わざわざ高い料金を出してまで…と思うんです。

ただ、臨床心理士は医療従事者でその視点から話を聞いてくれるので、普通の人に話すより安心感はあると思います。

 

私的に「医療従事者の視点」というのは大事と思っています。

この視点があると一般的な社会の視点から見られないので。

だから私は臨床心理士さんには自分のことを隠さず話せます。

医療従事者であるということが重要で医師にいろいろ話せるのも同様の理由です。

 

もしカウンセリングを受けたいと思うのならば、サポート若者ステーションが市役所で相談室?のようなものを開いていることがあるので、そこがおすすめです。

市関連のとこから始めると料金も負担になりませんし(私が住んでるところの臨床心理士さんへの相談は無料でした)、自分が人に話を聞いてもらいたいたいと感じているのか、反対に必要ないのかということを判断できる機会になるのではないでしょうか。

 

  

 

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